ルマン24時間レースのゴールまであと数時間。
レースの色々な記事を漁っていたら気になる記事が・・・。
2010年から、LMP1のレギュレーションが変更になり
新たなレギュレーションでは、LMP1クラスはクローズドボディー義務付け。
その目的は、各コンストラクターの特色が出やすいから。
また今後、クローズドボディーのマシンには、
車内温度を30℃以下に保つエアコンの装着も義務付けられることになるとのこと!
この記事を読んで、即座に浮かんだのが小学生の時に買った小説、
『ニッサンがルマンを制覇する時』(高齋正 著)
昭和53年当時が舞台となっていて、
日産が2代目フェアレディZのスポーツモデルを生産し、
ワークスチームを編成してルマン24時間レースで優勝するまでを描いた作品。
この中で印象に残っているのは、
24時間を戦い抜くにはドライバーの疲労を減らす為に
『AT+クーラー付きのマシンが必要だ!』ということで、
パルサー用の小型コンプレッサーをつけてレースに臨み、
ポルシェ936やALPINE A442あたりと激闘を繰り広げることになるのだ。
確かにマレーシア・セパンで開催されるSUPER GTなんかを見てると
ドライバーは暑さと脱水症状でフラフラになっているもんねぇ。
ここ数年のミッションのセミAT化に加えて、エアコン装備というのは
確かにクローズドボディの長距離レースには理にかなっているのかも。
ようやく小説に時代が追いついたという感じだねぇ。